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BBQの祭典 ミートストック2024

2024年4月19日(金)から21日(日)の三日間、シドニーのオリンピック・パークで開催されていた、ミートストック(”Meatstock”)というイベントに行ってきました。

バーベキューがテーマのイベントです。いかにもオーストラリアというイベントですよね。入場券は、日によって金額が違ったみたいです。私たちは日曜日に行ったのですが、その日のチケットは大人一人5,000円くらいでした。入場券には、バンドや展示物の鑑賞が含まれていますが、食べ物などは別途購入します。

会場から徒歩で10分とかからない駐車場に車を停めたのですが、同じイベントに向かうであろう人々が多数、イベント会場を目指して歩いていました。カウボーイハットに、赤と黒のギンガムチェックのシャツ、足元はブーツという服装の女の子たちのグループや、普段からたくさんステーキを食べていそうな体格のいい若い男性などです。

入り口で簡単な持ち物検査を受けた後、チケットをスキャンしてもらい入場しました。バーベキュー用のスパイスやソースを売っているお店の数が圧倒的に多かったのですが、他にも下記のようなお店が軒を連ねていました。

革製品店

ひまわりなどの模様をカラフルな刺繡糸であしらったかわいらしいベルトや、革製のバッグ、ギターのストラップなどを売っていました。少々お高めでしたが、一生もののベルトなどを買うにはもってこいだったと思います。

キャンプ用品店

イエティ(”YATI”)という、クーラーボックスやランチバック、水筒などを扱っているブランドがお店を出していました。のんきオージー君が仕事に持っていく水筒やコーヒー用のカップもこちらのブランドのものです。やはり近所のキャンプ用品店よりYETI商品の品揃えが豊富でした。

キッチン用品店

ナイフやまな板、バーベキュー用品などを売っているお店も数軒ありました。ナイフは基本的にケースに収められており、勝手に触れないようになっています。

アクセサリー店

手作りと思われるアクセサリーを売っているお店がありました。それぞれ10ドル程度と、安かったです。ロングホーンと言う、長い角を持った牛をあしらったネックレスなど、ウエスタン・アクセサリーがたくさん売られていました。

衣料品店

カウボーイたちが着ていそうなシャツやTシャツ、帽子、ブーツなどを売っているトレーラーが2軒、ありました。どちらも人気で、店内は混みあっていました。ウエスタン・ブーツのデザインがとてもかわいらしく、一足購入したかったのですが、予算オーバーにより泣く泣く断念しました。

肉屋

ステーキ肉やソーセージなどの加工品を購入することができました。事前にオーダーしておき、帰り間際に受け取るシステムのお店もあります。パックされたお肉の自動販売機も見かけました。

ジョッキ店

ガラス製のビアジョッキも売っていましたが、実際の牛の角を加工したジョッキも売っていました。バイキングみたいですね。牛の角のジョッキの値段を調べたところ、オンラインではそんなに高い値段のものは見かけませんでしたが、こちらのお店のものは品質のよいものだったのか、数万円と全部高かったです。

敷地内には、クラシック・カーを展示しているエリアもありました。

窓が開けられていて、運転席など内部が見られるようになっている車もありますが、触ることはできません。

ナンバープレートがついていて、現役と思われる車もありました。レンタルできる車もあるようです。

ダーツのような的を目がけて斧を投げるアトラクションがあり、のんきオージー君がやりたそうでしたが、中心にあたっても商品が出るわけでもなく、しかも25ドル(約2,600円)もかかるというので、結局やりませんでした。他にも、腕相撲大会や、肉をさばく腕を競うショーなど、いろいろな催し物が開催されていました。

バーベキュー料理を売っているお店もたくさんあって、どこのお店でランチを買うべきか悩みました。ブラジリアン・バーベキューのお店もあれば、スキュワー(”Skewer”)という串にささったバーベキュー、ハンバーガーにソーセージなど様々です。小型の蒸気機関車を思わせるような、専用のバーベキューの機械で次々とお肉を焼いており、どこもかしこもいい匂いが漂っています。

シドニーのパブで、ワニの肉のピザを食べたことがありますが、こちらの写真のようにバーベキューで調理されているところは初めてみました。

試食してみたかったのですが、こちらは単なる展示目的だったようで、ワニ肉のバーベキューは販売していませんでした。残念。

いろいろ歩き回って悩んだ挙句、スリー・プロテイン・コースというものを買ってみました。写真右側に写っているプレートです。55ドル(約5,700円)です。

お肉を3種類選べるのですが、私たちが選んだのはターキー、ポーク、ビーフです。

左側のプレートは、お店側が誤って他の注文客の料理を私たちに渡してしまったため、ただでいただきました。ポークリブでした。

本格的に料理されたバーベキューとあって、程よくスモーキーでかつ、ジューシーでした。ブリスケット(”Brisket”)という、牛肉をソースに漬け込んで長時間煮込んだ料理が一番美味しかったです。

オーストラリアのイベントとしては比較的珍しく、敷地内のどこでも飲酒可能でした。コンサートは別として、大抵この手のイベントは、会場内の制限されたエリアのみで飲酒できるようになっているからです。イベント会場の外から持ち込みはできず、敷地内で売られているアルコールだけ飲むことができます。購入できるのは、Better BeerやJack Danielsなどの限られた銘柄のみでした。

オーストラリアではまあまあ知名度のあるバンドが数組、イベント会場の中心部に設けられたステージで演奏していたようなのですが、ランチを別の場所でとってしまい、彼らの演奏を聴く機会を逃してしまいました。次回行った時は、ステージが見えるダイニングエリアで音楽を聴きながらご飯を食べたいと思っています。

自分たちへのお土産として、下記の物品を購入しました。

和牛ステーキ肉。592gで88.80ドル(約9,200円)しました。

Japanese Wagyu RibEye A5 Sliced (MS)とパッケージ裏に書いてあります。

写真を撮り忘れてしまいましたが、こちら以外にも2種類、ステーキ肉を購入しました。こんなこともあろうかと、クーラーボックスと保冷剤を自宅から持参していてよかったです。

のんきオージー君の最近のお気に入り、シラチャ・ソース(”Sriracha Sauce”)専門のお店を見つけました。シラチャ・ソースとは、タイ発祥のホット・ソースです。

こちらのHuy Fongというメーカーのシラチャ・ソースはスーパーマーケットでも購入できるのですが、見かけるのはホットチリ味ばかりで、黒コショウ味のものはミートストックのイベント会場の露店で初めてみました。

他にも珍しいバージョンのシラチャ・ソースを売っていたのですが、味見をさせてもらった後に、黒コショウ味を購入しました。

ルーレットを回して当たったホットチリ味のシラチャ・ソースの小型ボトル(写真右端)と、持ち歩き用のボトル(写真左端)までくれました。のんきオージー君には、是非ともこの持ち歩き用のボトルでシラチャ・ソースをキーホルダーのように持ち歩き、周りの人たちを笑わせてもらいたいと思っています。

右の写真も、のんきオージー君が味見の上で購入を決めたホットソースです。Fermentalistsという会社が販売しているようです。

ハバネロと書いてありますが、ニンニクと蜂蜜が入っているからか、思ったよりマイルドです。

タバスコ並みに数滴、料理にかけても、辛くなりすぎず、程よく刺激を加えることができます。

スタビー・ホルダー(”Stubby Holder”)という、保冷缶カバーも購入しました。

一個10ドルでしたが、お店が店じまいの準備をしていて在庫を売り切りたいとのことで、一つ買うともう一つ、おまけしてくれました。

他のお店でもいろいろなデザインのスタビー・ホルダーを売っていましたが、こちらのお店のものが一番、かわいかったと思います。

買ってきたステーキ肉は、後日いただきました。のんきオージー君が混合したスパイスを表面にまぶし、オーブンで手軽に調理したのですが、比較的安かったお肉も、高かったお肉も、どれも柔らかくて美味しかったです。

次回はおそらく一年後になってしまいますが、こちらのイベントの開催時期にシドニーに来られる機会のある方やシドニー在住の方は、興味があったら行ってみてください。バーベキューがより好きになると思います。

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