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コーヒーに凝り始めた、のんきオージー君

オーストラリアは知る人ぞ知る、カフェ文化です。大抵、そこそこの規模の街にはカフェが数軒あるのは当たり前ですし、ビジネス街はコーヒーを片手に出勤するビジネスマン達であふれかえっています。

我が家ののんきオージー君も、例にもれず大のコーヒー好き。彼の一日は一杯のコーヒーから始まります。

昨年10月まで住んでいた町はビーチが目の前だったこともあり、常に人々が行きかっていたので、カフェやレストランに恵まれていました。しかし、今住んでいる町は典型的な住宅街であるのに加えて、交通機関から少し離れた場所に住んでいるせいもあって、どのカフェも少し足を伸ばさないと行けません。

以前から、「うちで、美味しいコーヒーを淹れられたらいいのになあ。」と言っていたのんきオージー君。コストコで間違えて、インスタントコーヒーではなく、コーヒー豆を買ってしまったのをきっかけに、ようやくコーヒーに投資することになりました。購入したのは、エスプレッソ・マシーン、コーヒー豆を挽くコーヒーミル、ミルクを泡立てるミルク・フローサー(”milk frother”)などです。

Flair 58という、エスプレッソ・マシーン

コーヒーを抽出する部分を電気で予熱し、挽いたコーヒー豆をセットした後に、別途やかんで沸かしたお湯を入れます。その後、手動でレバーを下に押してコーヒーを抽出します。

予熱は3段階。

抽出の速度がコーヒーの味を左右するらしいです。

手動のコーヒーミル

上部のふたを開けてコーヒー豆を入れ、レバーをぐるぐる回してコーヒーを挽きます。下のカップになっているような部分を開けると、挽き終わったコーヒーが溜まっています。

一度に挽くのは1~2杯分だけ。粗さを調整することもできます。

けっこう力がいります。

ミルク・フローサー

中に水を入れ、コンロで中の水が沸騰するまで温めたのちに、管から出てくる蒸気を利用してミルクを泡立てます。

管に対するミルクジャグの角度や、ミルクに差し込む管の深さなど、コツをつかむまで練習が必要です。

左は、小型の計量器。小数点以下2桁まで量れます。

タイマーもついています。

右は、持ち歩き用の保温カップ。のんきオージー君が朝、このカップに淹れたてのコーヒーを入れて仕事へ向かいます。

飲み口に磁石性の蓋がついているのですが、取り外せるので、洗うのが楽です。

これら以外にも、挽いたコーヒーをエスプレッソ・マシーンにセットする際に表面を平らにならす道具、専用のミルクジャグ、コーヒー豆専用の保存容器などを買い揃え、ビギナーとは思えないくらいの凝りようです。

「コーヒーの抽出にかかる時間が短すぎる!30秒かかるはずなのに。」「ミルクがふわふわに温まらないな~、難しい!」などと、のんきオージー君がキッチンでぶつぶつ言いながらしばらく練習していました。

今はかなり上手になって、毎朝小気味のいい音を立てながら、コーヒーを淹れています。

下記は、私たちがこれまでに試したコーヒー豆です。

私がのんきオージー君のために、初めて買ったコーヒー豆、トビーズ・エステイト(”Toby’s Estate”)のリコ(”Rico”)。

ハーボード・グロワーズ(”Harbord Growers”)という、少し高級なスーパーマーケットで購入しました。

250gで約15ドル(1500円くらい)でした。

フルーティで、ミルク・チョコレートの風味がヒントの、美味しいコーヒーでした。

のんきオージー君のお母さんから、のんきオージー君への誕生日プレゼント、ファーム・トゥ・カップ(”Farm to Cup”)という会社のブラジル・タフィー・セラード(”Brazil Toffee Cerrado”)。

ピーナッツ・バターとタフィーの味とあります。タフィーは、イギリスのキャラメルみたいなお菓子です。

のんきオージー君の家族と早速飲んでみたのですが、みんな、美味しい!と絶賛でした。

セブン・マイルズ・コーヒー(”7Miles Coffee”)という、地元でコーヒー豆をローストし、卸売りしている会社の一番人気の商品、「猫のパジャマ」(”The Cat’s Pyjamas”)。

メープルシロップ、ココア、そしてブラウン・スパイスの風味とパッケージに書いてあります。

250gで17ドルしましたが、人気商品とあるだけあって、美味しかったです。

同じくセブン・マイルズ・コーヒーの、カビユファ(”Kabiufa”)(左)と、ワイルド(”Wilde”)(右)。カビユファはパプア・ニューギニアのコーヒー特産地の名前らしいです。チョコレート、シナモン、黒砂糖のテイスト。ワイルドは、ワイルド・ベリー・ジャム、メロン、桃のテイストです。

私たちは、「猫のパジャマ」が一番のお気に入りです。

ハリス・ファーム・マーケット(”Harris Farm Market”)という、こちらも多少高級なスーパーマーケット・チェーンで購入したコーヒー豆。ジャスパー・コーヒー(”Jasper Coffee”)というブランドの、エチオピア・イルガチェフェ(”Ethiopia Yirgacheffe”)です。

イルガチェフェとは、エチオピアのコーヒー栽培が行われている地方の名前らしいです。

それなりに高かったのですが、ローストした日付が、これまでに飲んだものに比べたら古かったためか、私たちはあまりおいしく感じませんでした。

地元でコーヒー豆販売を行っているビジネス、ソプラノ・コーヒー(”Soprano Coffee”)で購入したコーヒー豆です。安いですが味が良くて、費用対効果が高いです。一番左のパッケージは1㎏でたったの25ドル(約2500円)でした。

左から、モカ・スプレーモ(”Mocha Supremo”)、ソフィー・ブレンド(”Sophie Blend”)、スーパー・クレーマ(”Super Crema”)です。ローストした日付がパッケージに記されていないのが残念。

コーヒー・ブラザーズ(”Coffee Brothers”)のサイクロン・ブレンド(”Cyclone Blend”)。

他のコーヒーに比べると苦みが少ない気がします。ミルク・チョコレートのテイスト。

コーヒー・ブラザーズが運営するカフェのコーヒーより美味しく淹れられたと、のんきオージー君が自慢げでした。

同じくコーヒー・ブラザーズのドラゴン・プラム(”Dragon Plum”)。

250gで26ドル(約2600円)しました!

レッドベリー、黒砂糖、ラムのような風味とあります。高いだけあって、口当たりなめらかで美味しかったです。

頻繁には買えないかな?

私も時々、自分でコーヒーを淹れてみますが、なかなか理想通りのコーヒーができません。のんきオージー君の説明を聞いたり、一緒にYouTubeでコツを学んだりしてみましたが、やっぱり、まずは練習が必要ですね。コーヒー豆をローストしてからの日数やミルクを温める際のジャグの傾け方、挽いたコーヒー豆の粗さなどによっても味が変わるらしいです。これほどまでに奥が深いとは知りませんでした。

とにもかくにも、紅茶党であまりコーヒーを飲まなかった私ですが、今は頻繁にのんきオージー君の淹れる美味しいコーヒーを楽しんでいます。他にも新たに試したコーヒー豆の写真が溜まってきましたら、別の機会にご紹介したいと思います。

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